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【書評】漫画版『仕事は楽しいかね』が心に刺さる!要約まとめ

名作『仕事は楽しいかね?』の漫画版があったので読んでみると、心に刺さる内容が満載!一部をご紹介します!

書店でよく見かける有名な自己啓発書本「仕事は楽しいかね?」を皆さんご存知でしょうか。

こちらは、大雪で閉鎖になった空港で35歳の主人公が、老人マックスと出会い学びを得る…というデイル・ドーテン氏の著書です。

テレビで紹介されたり、IPS細胞研究の第一人者である山中教授も読んだというこの名作が、「まんがで変わる!仕事は楽しいかね?」と題して漫画となりました。

漫画版の本書は原作と少し異なり、主人公はデザイナーを夢見ながらアルバイトを続ける32歳の奈津が、

老人マックスとの出会いをきっかけに、日々の生活を見直し新たな毎日を手に入れていくといったストーリーです。

本書では、マックスと会話をする中で主人公である奈津が様々に学んでいくわけなのですが、その一つ一つが心に刺さる、ハッと思わせるような内容でした。

そこで今回は、『まんがで変わる!仕事は楽しいかね?』の内容をネタバレにならない範囲で一部ご紹介したいと思います。

「まんがで変わる 仕事は楽しいかね」の心に刺さった要点まとめ

自分と思い描いていた未来の自分とのギャップ

皆さんは、「仕事は楽しいかね?」と問いかけられたらどう答えますか。

カフェで働く主人公は、老人マックスに「仕事は楽しいかね」と問いかけられて、ハッと固まってしまいます。

筆者は、このハッとさせられる理由についてこう語ります。

『自分』と『かつて思い描いていた未来の自分』とを比べたときのギャップ、そして、『知らぬ間に長い時が経過してしまった(歳をとってしまった)』ことへの気づきがあるためです。

人によって異なるかもしれませんが、「昔思い描いていた自分の将来」と現在が異なっており、ハッとなってしまいますよね。

仕事は、誰しも1日の大半を費やしています。そんな仕事を楽しいと思えるかどうかは、人生の充実度を左右するため、できれば楽しいと思えるようにしたいものです。

そこで、ハッとしてしまった人が今後変わっていくために筆者はこう説いています。

『仕事は楽しいかね』と聞かれ、理想と現実のギャップや後悔にハッとさせられた時に、そこで立ち止まり『今』と向き合い続けること。

忙しい毎日を過ごしていると、一瞬悩んでも気がつけば時が流れ過ぎ去ってしまいます。そして、気がつけば50、60歳…なんてことになってしまいます。

そうならないためにも、ハッと気がついた時に流れる時間を止めて、どうすれば良いか、向き合い考えるよう促しています。

社会人になると時の流れが早く、気がつけば1週間、1ヶ月、1年…と過ぎ去っていきますよね。

毎日に多少の不満を抱いているのであれば、どこかで歩みを止めて、方向を見定めハンドルを切るタイミングが必要だと感じさせられました。

「退屈」と「不安」の両方を抱えたまま時間だけが過ぎる

「仕事は楽しいかね?」と問われて悲しい気持ちになれば、自分を変えて仕事を楽しいものにしていく必要があるわけです。

しかし、多くの人が以下のような状況に陥っていると筆者は語ります。

したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れている。

「仕事がつまらない」「会社をやめたい」「毎日が退屈」ーなどという不満を抱えながら、「会社をやめるのは怖い」「自分が何かしたって変わりっこない」「何事もなく今日の仕事を終えたい」ーなどという思いを持ち、進んで”退屈”を受け入れてしまう例は少なくないのです。

つまり、「退屈」と「不安」の両方を抱えたまま時間が過ぎてしまうというのです。

このような思いを抱えて日々を過ごしてしまっている人は多いのではないでしょうか。自分もそのうちの一人です。

では、そんな矛盾を抱えながら変わっていくためにはどうすべきなのでしょうか。

試してみることに失敗はない

本書では、根幹をなす重要な考え方として「試してみること」の重要性を説いています。

老人マックスは、多くの成功者が、遊び感覚でいろいろ試している中で成功したという話を主人公に語ります。

発明家や革新者の多くは、自分がどこへ向かっているかということはわかっていません。ただ遊び感覚でいろいろ「試して」、成り行きを見守ろうと思いながら行動しているように見えます。

「退屈」と「不安」を感じて終わるだけではなく、変わりたいと思うならひとまず試してみることが重要であり、試行錯誤を続ける中で偶然ヒットするものだ、ということです。

毎日何かを試してみること、これはぜひ取り入れたい習慣ですよね。

さらに、ユニ・チャームの会長は本書のレビューにてこう語っています。

私の座右の銘である「日々新たなり」は「荀日新、日日新、又日新」(大学)から引用したのであるが、ある意味、そこからの発展形として伝承しているユニ・チャームのDNA(遺伝子)の1つに“変化価値論”というのがある。

社員一人ひとりの思考や行動が変化した分だけ、企業に付加価値をもたらすという考え方である。それらを実に様々な教訓と実例を交えて理解を深めさせてくれ、動機づけしてくれるのが本書である。 「きみたちの計画は、一見申し分なかったように見える。(中略)

トライ・アンド・エラーではなくトライ・アンド・サクセスをイメージして、試すことが大切である。PDC(Plan、Do、Check)のDoは毎日できないかもしれないが、Tryなら毎日できる。昨年の仕事納めの日に、当社の社長が本書を若手社員に薦めていたのが聞こえたので、私も早速本書を「試して」みたことをつけ加えておこう。

エラーではなく、サクセスというイメージを持って、試してみる。それが個人、そして企業の成功に繋がるということですね。

感想:漫画版「仕事は楽しいかね?」は良書だった

ということで、『まんがで変わる!仕事は楽しいかね?』の心に刺さる内容を一部ご紹介しました。

本書を読んだ感想としては、

  • 考えさせられる内容が詰まっている
  • 漫画と文章で解説しており、容易に読める

という魅力があり、良書だと感じました。

また、こちらの本はなんと定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読むことができます。

本来1,404円かかるこちらの本が、かなり安く1ヶ月980円支払うだけで読めます。1ヶ月間無料体験もあるので、タダで読むことも可能です。

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